小さな店づくりを成功するコツ(経験談):仕入れ先を決めるときのチェックポイント

小さな店づくりを成功するコツ(経験談):仕入れ先を決めるときのチェックポイント

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電子書籍:熊崎高道書 小さな店を成功させる

*仕入れ先を決めるときのチェックポイント

仕入れ先を探す時は、目的をもって計画的に考える。それには現在取り引きしている商品の中で欠けているゾーンはどの部分かを知り、中心となるメーカー、スポット的に入れるメーカーを決定して取り引き先を決める。そして展示会、市場調査、業界誌からの情報で同業他社の小売店の情報を知り、売れ筋ブランドを見つける
ことが、売れる店づくりをする為の最もよい方法である。

(1)知人を通じての紹介
・仕入れメーカーの営業:仕入れメーカーの営業を通じて、他のメーカーを紹介していただき、展示会商品、現品商品などを見て、商品が気に入れば、メーカーと取引条件を話し合う。知り合いに紹介されると、安心して取り引きできるので、取引条件が早くまとまり易い。
・他店(同業者):同じようなショップを経営しているオーナーか、店長を通じて紹介されると、よりメーカーの商品の内容を把握していることが多いので、取り引きが決まり易い。
(2)店の商品コンセプト
・中心客層の年齢:立地条件により客層が違ってくるので、地域によっては、キァリア中心でもミセス商品も2〜3割入れて客層のバリエーションを増やす事が必要である。
・中心価格帯:価格帯は、中級品を中心に揃えているお店が大半で、高級品は見せる程度で1〜2割チョイスし、大衆商品は大型店にまかせて、一部売れ筋の低価格
商品を扱う程度が店の格を落とさない。
・店の回りの環境:店の回りが安物中心の商店街の場合は、他のジャンルと対抗上価格帯の商品を多くし、ターミナルは一般路面店(おしゃれな場所)よりスーツで1〜2万安く設定してある事が多い。そして、住宅地の入口、一般路面店は、ある程度のお得意様を持ち、商品を販売できるので環境によっても商品選びが違ってくる。
(3)仕入の条件
相手のメーカーが、設立して年数が経ていない時とか年商が1〜2億位までの場合は、商品の取り替え率が低くなるので、最初は安定して運営している中堅メーカーを柱にして取り引きすると余裕をもって何カ月間売り上げの様子を見てくれることも可能である。
(4)店の今後の方針
店舗を最初1店舗ではじめ、いつの時期で店舗を増やすか計画を立てる。
(5)売り上げ目標
初年度は無理な計画を立てず、お客様にブランドの紹介説明をする形で様子を見て、売り上げ目標は次の年から、現場の状況に対して、売り上げ目標を計画に立てる。

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