小さな店づくりで成功するコツ(マル秘経験談):店の開業場所の条件を調査

小さな店づくりで成功するコツ(マル秘経験談):店の開業場所の条件を調査

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電子書籍:熊崎高道書 小さな店を成功させる

小さな店づくりで成功するコツ:店の開業場所の条件を調査

*店の開業場所の条件を調査
・立地条件
店のまわりの現状がブティックを開くのにふさわしい場所か、何度も行って確かめる。
・交通の便
近くにJR駅、地下鉄、バスの駅があるかを調べる。駅から3〜5分以内が望ましい。
・道路と接面状態
道路に面している入口が、2〜3段の階段になっていると少し入りづらくなる。
・規模と造り
鉄筋か木造か、鉄筋はマンションの1階、木造は一戸建て形式が中心になり、マンションの場合は、その上に住んでいる人達もお客として考えられ、ブティックには最適。
・設備状況
冷暖房、水道、ガス、消火設備などをチェック。
・築年数
中古か新築か。中古の場合は建築年数、新築は完成日を調べる。
・契約面積:契約面積と、実際に売り場として使える面積。
・保証金
一種の預かり金であり、保証金の一部を改修費その他で引かれることもある。
・家賃と負担金
家賃と毎月の負担金(管理費など)については、2年契約の場合は値上げがあるので、最初に確認する必要がある。
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*店作りの為の情報収集

店を始めようとする人は、立地条件から閉店時間設定までの諸条件をチェックして、店のまわりの環境に合った店がまえと商品構成をする必要がある。

 

・テナントショップ出店貸料条件

出店を決定するのは、テナントの立地条件により異なり立地が良いほど、保証金、貸料の金額が高くなる。そして、立地により、保証金、貸料が見合えば出店を決
定し、保証金は、普通、預かり金としてテナントのオーナーに預け、ショップをやめる時、全額返却されることが一般的である。
貸料は、上記で述べているように、貸料だけの場合と売り上げ歩合のみ、貸料+歩合、一定の売り上げ以上歩合などの条件があり、テナントのオーナーの考えにより違ってくる。

・実行行動プロセス

事業計画表を作成してみる
自分がいつ、どのような場所で、何を、どのように売るか、具体的に書いてみる。

 

*開店準備から開店までのチェックポイント

・内装、外装費
内装、外装は、2〜3社に見積りを出させ、検討する。そして、1社に決まっても、業者におまかせ状態にせず、自分でプランを立て、直接、注文できる照明、クーラーなどは、自分で直接買い、期間に余裕があれば、壁と床の業者と、電気関係の業者、看板の業者を個別に、自分で直接頼めば、1社の業者におまかせよりは、安く上げられるので、まずは、オーナー自身が、内装、外装プランを立て、プランの進行計画を知る事が必要。
・開店準備資金
DM、チラシ、粗品など、考えている以上に、費用がかかる場合があるので、DM、チラシなどの版下は、パソコンを持っていれば、自分でできるので、版下をオ
ーナー自身で作成して印刷屋に出せば、料金が安くなる。

*毎月の固定に近い費用
・人件費
人件費は、毎月の支払いで、家賃と同様、特に重要で、まずは、自分で始めたら、アルバイトを1〜2人雇うような形がよい。その理由としては、オーナーがまず、
店の運営状態を知らないと、販売員の人を動かせないので、まずはオーナーが中心に販売する。そして、売り上げが伸びなければ自分の給料支払いを調整できる。
・家賃、管理費
家賃は毎月の支払いに影響するので、借りる時交渉して、できるだけ安く借りる。そして、借りる時は2〜3年契約で、更新の場合は一般的に、更新時に考えてい
た以上の家賃アップを要求される時もあるので、契約時に話し合いをして、アップ率を確認しておいて方がよい。
・水道、電気代、電話、インターネット関連、FAX
インタネット関連は、進化続けていいるので、情報を収集して料金などの固定費用を調整する。

・交通費
遠距離の人を雇うと交通費が高くつき、雇われている人も疲れるので、できるだけ、近距離の人を雇う。

*毎月の流動出費
・仕入代金
商品仕入時、メーカー支払いと、SPAの時は布地、副資材、工場と材料代などの支払い、海外輸入は、郵便局又はカード支払いを実行して支払うが、先払いと後払い方法がある。支払いは現金支払いの場合もあるので、手元に現金を用意しておく必要がある。

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*ショップコンセプト計画解説

・バブル崩壊後、低成長時代に入り、同一商圏内に数多く出店していた店が、顧客の奪い合いになり、個性のない店は閉店を余儀なくされている。しかし、自店が生きのびるためには、商圏内の顧客の層を調べ、ヤング、キャリア、ミッシーのゾーンで、どのゾーンが多いのか分析する。

・ヤングゾーンのカジュアルな商品は、アメリカなど海外の商品が輸入され、店の商圏以外へ出かけてより安い商品を買いに行く傾向が強く、よほどお店に魅力がないと、営業を続けられないのが現状である。

・キャリア、ミッシーは、働いている人と、主婦が対象で、ヤングゾーンの人達よりも、日々生活が忙しく、自分の生活圏の中で、店のオーナー、店長、販売員の人の接客により、楽しんで商品を買えることが必要で、さらに商品に対しては、販売する人の信頼によって成り立っているところがある。
上記のような傾向を考えると、ヤングゾーンよりもキャリア、ミッシーの方が商品のレベルの維持、接客方法のこまやかさにより、顧客を繋ぎとめることが可能である。

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東京都目黒区目黒3-10-5  株式会社アルリオーネ 代表取締役:熊崎高道

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